福井県とヤマト運輸が「連携協定」を締結し、福井県のブランド発信と観光PRを目的として、官民一体となって取り組んでいくようです。ただ単に情報をPRするだけではなく、いかに「気になる情報」として見せ、人々の地域への関心を引き出し、次の「調べる」・「行く」段階に繋げていくのかを考えていく必要があります。
ブランディング
和歌山県有田市長選挙が公示されました。現職の望月氏が当選されました。これに伴い、以前から取り組まれていた「海岸部活性化」にさらなる拍車がかかりそうです。インターナルブランディングというものが必要になってきますが、ブランドを作っている側が、正しくブランドのことを理解してブランドを毀損しないように行動するよう足並みをそろえること、を留意しなければなりません。
その地域ブランドのあるべき姿のこと。地域ブランド構築を目指す上では、まず地域ブランドのストーリーを明確にする必要があります。その上で、それと顧客との間のイメージのギャップを解消していく作業が「ブランディング」と称される取り組みになります。
ある地域と別の地域における同様のものに対して、他の地域のものとは異なる!という感覚を生み出させる、地域・地域産品の有する有形・無形の資産のこと。地域のイメージを構成する要素の一部にもなっています。
「Value(顧客にとっての価値)」の構成要素をあらわした公式。価値はEquity(ブランドの持つ有形・無形の資産、ブランド力とも)と、Price(値段)というふたつの要素から成立しており、価値を高めるためには、ブランド力を上げるか、値段を下げるか、どちらかしか手段しか無いこと、そして長期的に価値を向上させるためには、ブランド力を上げるしかないことをあらわしています。
生活者の頭の中にある地域に関するイメージと自分たちが「自分たちの地域はこうありたい!」というイメージとを一致させるために行われる取り組みのこと。
岐阜県・福井県の5市町村におけるそれぞれの観光地を結びあわせたルートが、「杉原千畝ルート」と命名されました。訪日外国人観光客に人気のある施設同士が自治体を超えた連帯を行うことで、地域の価値を高めようとしている事例のひとつということができるでしょう。
香川県三豊市仁尾町産のビワやその加工品の新たなブランド名として「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」が命名されました。健康志向の消費者にアピールできそうな名前だとは思いますが、成功しそうな地域ブランド名を考えるよりも、その地域ブランドが持つ固有の価値を地域間で認識するということの方が、地域ブランドを確立する上で重要だったりします。
四国ツーリズム創造機構は、2018年に訪れる外国人延べ宿泊数の数値目標として、2014年度の約2倍の65.5万人が宿泊したと発表しました。これに伴い、国内大都市からの誘客、インバウンド誘客、四国ブランド確立の3つの柱が具体的な戦略として取り上げられています。
「地域活性」を考えるにあたって”見落としがち”だが”大事”な視点である「お金の動き」についてのお話です。観光で収入を増やすだけでは地域が活性することには繋がりません。「地域活性」というざっくりと理解しているつもりになっている言葉を今一度捉え直してみましょう。