観光業における市場規模拡大に伴い、訪日外国人観光客ビジネスに力をいれなければと考えている方、また新たな観光資源を見つけたいという企業や自治体の方も多いのではないでしょうか。しかしなかなか見つからない。そんな簡単に新たな観光資源が見つかるのならばとっくに取り組んでいるわとお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
ケーススタディ
多くの自治体のPR動画を実際に見てみたところ、「バズった」動画でも必ずしも移住や観光の促進という最終目標に結び付かない、という「落とし穴」に陥る可能性があるように感じています。この「落とし穴」の詳細、について3つのポイントから論じていきたいと思っています。
近年様々な地域で活性化を目的とした“⚪︎⚪︎バル”といった名前のイベントが開かれています。私も先日あるバルイベントに参加して楽しいひと時を過ごしました。今回は「参加する飲食店にとってのバルイベントでの成功」をテーマにマーケティングの視点を入れつつ考えていきたいと思います。
3月28日、度々地域活性化ニュースで取り上げてきた「移住・交流情報ガーデン」(以下、ガーデンとします)が一般公開されました。
現在「モノ」での差別化は難しくなっています。確実に1位を占めていくためにも、今「コト」売り思考への転換が求められていると言えるでしょう。
地方の人が目を向けようともしないものが、都市に住む人々から見ると、素晴らしいものである、といったことと同じように、外国人観光客から見ると素晴らしいものもまた、日本人には見えにくいものです。
『流行という一過性の物に終わらせることなく、「ふるさと納税」をいかに地域活性に繋げるか?』という論点で記事を書いて行きたいと思います。
福島県、宮城県、岩手県の被災三県が、宿泊代を始めとする旅行代金等の半額補助を決定したというニュースが1ヶ月ほど前からちらほらと出ています。マーケティングの観点からこの施策を検討すると、多くの問題点をはらんでいるということができます。
いかにして観光客を呼び込むかが各自治体の共通課題でしょう。そんな中で面白い取り組みをしているのが丸の内朝大学の講座から生まれた、「キクキク富山ツアー」。まず東京の問診カフェにて、富山の薬売りのイメージを利用し、事前にアンケートに沿った内容の処方箋が出されます。その処方箋により、個別の処方プランとしてその人に合ったオーダーメイドのツアーを組んでもらえます。
今回は、日常の騒がしさとは全く異なる清らかで涼しげな魅力を持つ「京都貴船」を、優れた地域ストーリーの作成と、それと合致した巧みな地域ブランディング、という観点から見ていきます。