- Value = Equity / Price
- 「Value(顧客にとっての価値)」の構成要素をあらわした公式。
価値はEquity(ブランドの持つ有形・無形の資産、ブランド力とも)と、Price(値段)というふたつの要素から成立しており、価値を高めるためには、ブランド力を上げるか、値段を下げるか、どちらかしか手段しか無いこと、そして長期的に価値を向上させるためには、ブランド力を上げるしかないことをあらわしています。
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解説
本ブログ「通助」のいう地域活性化とは、「顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること」を指しますが、「顧客にとっての価値を向上させる」とはどういうことかを最も簡潔に表すと、この公式に行き着きます。
顧客にとっての価値は、ブランド力と値段のふたつによって構成されています。これを高めていくためには、品質を上げるか、値段を下げるか、というふたつの手段以外に取りうる手段はありません。
顧客にとっての価値を高めるために最も簡単な手段は、「値段を下げること」です。しかし注意しなくてはならないのは、「値段を下げる」ということは、一時的な価値の増加にしかつながらないということです。
顧客が「値下がりしたのか、安いな〜」と思っている間は価値が上がっているように思われます。しかし、やがては下がった値段に慣れられてしまい、通常の値段だと「高い」と感じるようになってしまいます。このように、長期的に見ると、価値を逓減させてしまうことになるのです。
長期的に顧客にとっての価値を高めるためには、「ブランド力を上げる」ということに取り組む以外に道はありません。
「ブランド力を上げる」という部分の議論の「補助線」として本ブログ通助をご利用いただけますと幸いです。
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(この公式を利用して、旅行代金半額政策について分析しました!)
(ブランド力を向上させるためのブランディングの手法については、こちらの記事で詳しく議論しています。)
関連用語
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