恐竜、東尋坊、越前ガニ、、、福井県ブランドをどうアピールするのか

福井県とヤマト運輸が「連携協定」を締結し、福井県のブランド発信と観光PRを目的として、官民一体となって取り組んでいくようです。

「福井県とヤマト運輸が福井県の「ブランド発信および観光PRに関する連携協定」を締結」(PR Times)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000014314.html

地域にやってくる者の地域行動プロセスは、以下の流れがあります。
「知る」
地域の情報が入ってくる段階

「調べる」
地域に対して興味を持っている段階

「行く」
地域に対する知識やイメージが膨らみ、
「行きたい」と思うようになる段階

「体験する」
その土地で体験する段階。
ここでの体験が期待以上のものであるかどうかによって、
その後の地域へのアプローチが異なってくる。

「関係づくり」
以上のプロセスを経て、地域と来訪者との関係性が深まる段階。
他者への体験情報の共有されていく

参考:電通abic project『地域ブランドマネジメント』有斐閣 2009年

以上の行動プロセスをふまえて、今回の主な取り組みを見てみると、ご当地送り状や手提げ袋による環境情報のPRは、それによって地域の情報を人々に発信する「知る」プロセスに当てはまります。
この最初のプロセスがかなり重要であり、ただ単に情報をPRするだけではなく、いかに「気になる情報」として見せ、人々の地域への関心を引き出し、次の「調べる」・「行く」段階に繋げていくのかを考えていく必要があります。

このように、地域ブランドには人を惹きつけるようなストーリーが必要です。こちらのコラムでも詳しく述べていますので、ご覧下さい。

地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。