SWOT 分析なんてやめてしまえ。それも今すぐに。地域活性化、地域ブランドやニッチに戦う地域企業がSWOT分析を利用しようとするとき、大きな2つの問題点があります。
最近は多くの地域が特産品づくりに力を入れ、特産品のブランド化は脚光を浴びていますが、地域のイメージづくりという根本的なところが後回しにされていることが多々あるように思います。地域のイメージやテーマが明確でないと特産品に統一感がなく PR も非効率になってしまいます。
地域ブランドにはストーリーが必要だ。こういう話をよく耳にしますし、通助で繰り返し述べてきたことでもあります。ところが、このブランドストーリー作りに苦心する自治体や企業が多いようです。その原因の 1 つとして、そもそもブランドとは何で、ブランドのストーリーとは何なのか、どういった要素が必要なのかを理解しないままに「何かしらのもの」を作ろうとしていることにあるように思います。
観光の目的は大きくわけて、買う、食べる、体験する、と分けられるのではないかと思います。倉敷は「体験する」に徹底的にフォーカスした非常にうまい観光戦略をとっているように感じました。