コト売り/コト提案とは 【地域活性化用語集】


コト売り/コト提案
その製品・サービスによって「何が達成されるか」というヒト視点での考え方、およびそれを用いて価値の伝達を行う手法のこと。


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解説

「モノを売るな、コトを売れ」というような言葉が流行ってからしばらく時間が経過しましたが、この考え方は今日のマーケティングを考える上で、非常に重要になっていると思います。それは、地域活性化のマーケティングを考える上でも全く同じことです。

これまでの「モノを売る」という考え方は、「いかに素晴らしい製品・サービスであるかというモノ視点での考え方」を指します。しかし、人びとは、何かを購入したいから購入するわけではありません。「その購入したものによって何かをしている自分」が欲しいから購入するのです。

例えば地場産業の無農薬野菜を考えてみましょう。モノ売り的な発想でいうとこの商品の訴求ポイントは「無農薬である」、「通常よりも栄養がある」などなどが考えられます。

しかしもっとヒトの視点で考えると、この商品の訴求ポイントは「あなたは健康になれます」、「あなたは元気になれます」といった部分にあるはずではないかと思います。

地域のブランディングを考える上でも同様です。「お城があります」、「旬の魚が食べられます」、という機能面の訴求ではなく、「あなたは歴史の世界に浸ることができます」、「美味しい料理で都会を忘れてゆっくりできます」といった、その人が達成できる感覚について訴求することが重要であるといえるでしょう。

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モノ売りからコト売りへ ~長期顧客を獲得したければ、感情的インセンティブを刺激すべし。


(コト売りについて具体的な事例を交えながら解説しています!)

地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?


(提供できる「コト」からブランドのストーリーを考えていくことが重要だと思います。)

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