- 成功事例
- 成功している事例のこと。
地域活性化の文脈においては、地域活性化が成功していると認識されている事例のことを指します。
「地域活性化の成功」をどのように捉えており何を成功事例としているのか、安易な一般化が可能なのか、ということについて、留意が必要でしょう。
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解説
「地域活性化の成功事例」と言われるものは世の中に山ほど存在しています。そのような成功事例を見ていくことは極めて勉強になることがある一方で、以下の2点には留意する必要があるように思います。
- 何を「地域活性化の成功」と定義した上で「成功事例」とされているのか?
自称「成功事例」を見ていくときに、一番重要視しなくてはならないのがこの部分でしょう。
本ブログ「通助」はビジネスの視点から地域活性化について議論しているサイトですので違いますが、地域活性化を「わいわいと賑わいを生み出すこと」といったように定義し、その成功について議論している例は少なくありません。
自身が望む「地域活性化した後の地域の姿」を踏まえた上で、それと合致している事例を見つけ出す必要があります。通助的にいうと、地域に長期的な利益をもたらしている事例が地域活性化の成功事例といえると思います。
- 一般化が可能なのか
地域活性化について書いてある本の多くはこの現象に陥っているように思います。
当事者たちが何をしていったか、どのような工夫をしたかといった、Howベースでの議論しか記載されておらず、そのHowを統括していくべき、Who,What(誰に・何を伝達することができたから、成功したのか)という部分が明確にされていないものが散見されます。
How部分だけを取り入れて学んでいくことには、何の意味もありません。どのようなWho,Whatを設計した上で、このHowがもたらされた、という流れを意識しなければ成功事例から学べることはありません。これらの部分に注意していく必要があります。
より詳しく論じた記事はこちら!
(通助スタッフがうまいと思った成功事例、「倉敷」から得られる知見を分析してみました!)
(通助スタッフがうまいと思った成功事例その2、「宇治」についてです。)
関連用語
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