商店街・地域のにぎわい創出とは 【地域活性化用語集】


商店街・地域のにぎわい創出
商店街、地域をにぎやかにすること。集客促進のためのイベントを実施すること(にぎわい補助金の定義による)。「にぎわい」が何を指しているのか必ずしも明確であるとは言えないが、慣例的に利用されている地域活性化用語のひとつ。


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解説

「にぎわいを創出することを目的にする」という言葉は、政治家や自治体、大学教授などの方々からよく聞く言葉ではありますが、何を指すのか全くわからない漠然とした言葉であるように思います。

それに対して、その地域や商店街が日中70デジベルの騒音状態になったら「にぎわい」が創出できているのか、ということを言ったら、多分「違う」と言われることでしょう。

では、ある一定の期間中、人がそこにたくさん存在している状態を「にぎわい」が創出できているのか、ということを言ったらどうでしょうか。にぎわい補助金が定めている定義を私なりに解釈すると、「にぎわい」とはこのようなことを意味する言葉のように思えます。

しかし、このことにはいくつかの問題があると言えるでしょう。

  • 人がたくさん来ているということ自体は、何のメリットもない
  • そこにいる人が消費を行うから地域にメリットがあるのであって、物理的に数多くの人間がその場所に存在していることに関しては、それ自体は何の意味もありません。

  • 1日だけそこに多くの人がいたとしても、残りの日に人がいないなら大きなインパクトはない
  • 常識的に考えれば、1日のイベントを開催するということが1年に占める時間的な割合は、1/365です。残りの364/365が閑散としているのであれば、何の意味もないですよね。

「にぎわい」を目的とすることによって、地域への収益が上がっていないことを誤魔化すことができますし、誰も損はしなさそうな気がしますし、地域や商店街の中で競争になることもなさそうだ、というイメージを発信することができます。

しかし残念ながら、実際の地域活性化はビジネスです。競争であるという現状に目を背け、もう少しだけ何事もなく過ごす、ということが地域活性化ではありません。

イベントを行うことそのものは悪いことではありません。ただ、イベント当日の誘客、ということだけではなく、イベント後にそれをどう繋げるのか、という部分が意識されてなかったとすれば、ほとんど意味のないものになってしまうことに留意しなければならないと思います。

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