「ふりかえり事例紹介地域活性化ニュース」と題しまして、5月中に取り上げてきました地域活性化ニュースを振り返っていきたいと思います。地域活性化とマーケティング・ブランディングの観点から興味深い事例・学ぶべき事例を「3つだけ」に厳選して紹介いたします。
Articles Written By: Takafumi Misumi
5種類以上の無農薬野菜を自分の手で採取することができる体験観光「サラダ狩り」が人気を集めています。首都圏からの観光客をターゲットにすることでツアー客などを獲得することができており、地域活性化を考える上で、注目が集まる取り組みになりそうです。
燕三条地場産業振興センターが発行した、地域の工場を集めた見学マップが人気を集めています。同センターは、このような動きを継続的に続けていくことによって、地域活性化に結び付けていきたいようです。
甲賀市の市職員への新人研修として、忍者装束の着付け指導が行われています。市は忍者の里として有名であり、外国人観光客などにも人気を集めている忍者を利用して、地域活性化をはかっていく方針のようです。
移住者の獲得に対して「非常に大きな金銭的インセンティブ」を支払う事例が、大きな話題になりました。ですが、こういった取り組みには様々な問題点があり、極めて大きな損失があるんじゃないですか、ということをお話しします。
環境省は、温泉の効能や入浴方法、マナーの案内表示を多言語化するなどして、訪日客を呼び込み、温泉地のブランド化を進めていくようです。また、民間企業と連携し、温泉の魅力をアピールする取り組みも行っていくようです。
愛媛県がマグロの近縁種「スマ」の完全養殖に成功しました。9000匹の稚魚は養殖業者に引き渡され、県産のブランド、「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」として出荷されるそうです。
十日町市の市民交流センターにおいて、ガールズ集団「リリー&マリーズ」がファッションショーを開催しました。記事によると、「十日町の良さを若い女性に知ってもら」うことを目的として開催されたようです。
神戸市がビームスと協力関係を締結しました。市内の起業の地場産品を対象に、ビームスと共同開発を行い、ビームスのオンラインショップや店舗で販売するようです。現在、挑戦する対象企業を募集しています。
読売新聞が社説において地域おこし協力隊員について取り上げています。社説では、地域おこし協力隊員が急増していること、制度利用後のその地域への定住も進んでいること、そして地域おこし協力隊と地域とのニーズのすり合わせがより行われていくべきであるということ、を主張しています。