工場見学マップが人気集める 地域活性化にどうつなげるか 燕三条の事例

燕三条地場産業振興センターが発行した、地域の工場を集めた見学マップが人気を集めています。同センターは、このような動きを継続的に続けていくことによって、地域活性化に結び付けていきたいようです。

工場見学ウエルカム 地図が好評(新潟日報)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20160514254633.html

地域おこし協力隊等による域内マップの作成施策は、近年非常に盛んに行われています。しかし、その地図の中でも、「これは需要があるのか」と思ってしまうようなものも散見されます。それに比べると本事例は、実際に配布され、人気を博しているという部分において、非常に面白い事例だな、と思っています。

今後を考えると、「地域にお金が落ちるように」という部分にさらに注力していく必要があるでしょう。一例を挙げると、工場見学に来てくれた人には、その地場産品に関してのストーリーをしっかりと教育していくことができます。やや値段が高かったとしても「これは良い商品だ」と思ってくれやすい、ということです。

自治体などが工場側に対して、「見学をしてくれた人に対して、産品のストーリーをより多く伝達する方法」について示すことを行えると非常に価値があるのではないかと思いました。こういった視点で、自治体が支援を行っていく必要があると思います。

地域ブランドの育成に関して、無料でダウンロード可能な無料レポートを用意しております。こちらもぜひご覧ください。
地域ブランドの育成における課題〜企業におけるブランディングとの比較から〜

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。