地域活性化

次は日本!2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化の動き(後編)
 

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。
現在、この開催を地域活性化の絶好の機会として、様々な取り組みが政府によって企画されています。

前回の記事では、大都市・東京からいかに地域に人を流出させるかということを念頭に置いているプランが、地域活性化に有効なものだ、ということを述べました。この記事では、前回紹介した経済産業省のプランの中から、地域活性化に有効なプランを紹介します。

次は日本!2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化の動き(前編)
 

現在、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用して日本の地域活性化を促進しよう!という取り組みが行われています。政府は、東京での開催を「世界中の視線が日本に向かう絶好の機会」として、五輪に「直接の関係地域・企業でなくとも、このチャンスをうまく活用すれば莫大な宣伝効果が得られる」としています。活用策をみていきましょう。

顧客単価とは 【地域活性化用語集】
 

ひとりあたりの観光客が、その地域の中で消費した金額のこと。観光による地域活性化は、「入込観光客数」だけが強調される傾向にあるが、観光客一人当たりの顧客単価や、域内調達率を考えることも極めて重要です。

域内調達率とは 【地域活性化用語集】
 

観光客が地域の中で消費した金額のうち、地元の素材、地元の労働者など、「地元に還元される部分」の購入によって消費された額の割合。観光による地域活性化は、「入込観光客数」だけが強調される数字になっていますが、観光客一人当たりの顧客単価や、域内調達率を考えることも極めて重要です。

地場産業の振興とは 【地域活性化用語集】
 

日本における中小企業の一類型。総じて古い時期に産地を形成し,地域独自の特産品を生産して広く国内,海外に市場を求めているものの販売に関わっている組織の利益を増加させること。地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)を成し遂げるための手段として用いられています。

地域の収益増とは 【地域活性化用語集】
 

地域活性化事業の目的。「人口増」と「金の流通量増」のふたつで構成されており、それぞれに対する手段として、「観光客増」、「商品の販売」、「人口を減らさない」、「人口を増やす」といったものが考えられます。それぞれの中で、より細かく分割したものが、現場において地域活性化を達成するための行動に結びついています。

地方創生とは・地域活性化との違いとは 【地域活性化用語集】
 

「各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生すること(まち・ひと・しごと創生本部より)」という定義に沿って行われる一連の活動。狭義としては、地域の収入増を達成するべく人口を減らさない、人口を増やしていく、ということを目的にした行動を指します。