地場産業の振興とは 【地域活性化用語集】


地場産業の振興とは
(地場産業)日本における中小企業の一類型。総じて古い時期に産地を形成し,地域独自の特産品を生産して広く国内,海外に市場を求めているもの(ブリタニカ国際大百科事典より)の販売に関わっている組織の利益を増加させること。
地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)を成し遂げるための手段として用いられています。

解説

地場産業の振興もまた、地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)の一手法として様々な地域において行われています。これらの取り組みの特徴として以下の2点が挙げられます。

     

  1. より高付加価値をつけて販売することが重要

    地場産品の販売による収入は最も単純に表すと、「個数×単価」として表すことが可能です。販売数をあげる方法もありますが、ひとつの値段を向上させる、ということを考えるという方向性も考えられます。その時には、ブランドづくりの観点が極めて重要になります。

    高く売ることだけを目的とすれば、東京(さらに言えば、ニューヨーク、ロンドンなど世界の大都市)で売ることがより望ましいように思います。

  2.  

  3. 誰も損はしない

    地場産品の販売によって得られる利益はそれを販売している組織が関係しているものにしか利益は及びません。観光に比べればその範囲は少し狭いかもしれません。

    しかし、観光と違って閑静な住宅街に住みたいと思っている人の利益を阻害することはありません。この点において、地場産品の販売は無難な取り組みのひとつであると思いっています。

より詳しく論じた記事はこちら!

亀谷窯業に学ぶ地域企業の拡大戦略


(具体的な事例に基づいて、地場産業の成長戦略について論じてみました!)

ご当地グルメは目的か手段か


(ご当地グルメによる地場産業振興が盛んに行われていますが、一定程度引いて見ることも重要であると思います。)

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