アニメによる地域活性化とは 【地域活性化用語集】


アニメによる地域活性化
実際のアニメーションの「元となった舞台」であることをアピールすることによって、アニメのコアユーザーを地域に訪れさせること(聖地巡礼を促すこと)、あるいはご当地限定グッズを販売することによって地域活性化を成し遂げようとする手法。
鷲宮神社や、旧豊郷小学校、湯涌温泉が成功例として取り上げられる傾向にあります。


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解説

現在積極的なタイアップが行われている一分野ではありますが、難しい落とし穴を持っている分野であると考えています。

その落とし穴としては以下の3点が挙げられます。

  1. 人は来るけれど、リピートされない、ブームで終わってしまう

    「そのアニメが好き」という欲求からその地域を訪れるわけであり、その地域そのものにははっきりいってしまえば興味がないし、その地域を好きになるための設計はなされていません。

  2. 人は来るけれど、それほど消費は増えない

    前述の通り、訪れたいのはアニメの中の聖地だけであり、土地自体にはそれほど興味がありません。なので、地域の特産物等を消費しない傾向にあり、地域で生産された価値を消費することは多くありません。

  3. ターゲット層以外に嫌悪感を与える可能性が、他の取り組みと比べて高い

    好き嫌いが分かれる分野ですので、アニメキャラを利用した誘客を行う広告などは、その趣味を持たない人から見ると、引いてしまったりしてその土地の価値が低下させてしまう可能性が高いです。また、アニメの持つイメージと地域のブランドイメージが合致しない、といったことも考えられます。

こういった部分で、落とし穴にはまってしまい、「アニメ関連グッズを販売する一チャネル」としてアニメ制作会社に利用されてしまっているようにしか見えないタイアップ事例も散見されます。

アニメによる地域活性化を検討する際には、「アニメ」が理由で訪れた人が、「土地の魅力」を理由に再訪したくなるような導線を設計することが重要であると考えられます。

現在のアニメ地域活性化は、その部分を乗り越えようとする試み(例えば、アニメの中で場所や特産品の魅力を伝えるといったこと、もうこれは地域の宣伝アニメなんじゃないか、とも思いますが)を積極的に行っており、そういったアニメの登場に関しては、注目に値するように感じています。

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イベントの成功=地域活性化の実現ではありません


(アニメなどのイベントを開催することを考えたときに、特に陥りやすい可能性のある落とし穴について指摘しています!)

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