「内向き」のブランディングが鍵となる 有田市の海岸部活性化 

和歌山県有田市長選挙が公示され、現職の望月氏が当選されました。これに伴い、以前から取り組まれていた「海岸部活性化」にさらなる拍車がかかりそうです。

海岸沿いに移住モデル地区設置 活動拠点整備も /和歌山

http://mainichi.jp/articles/20160604/ddl/k30/010/475000c

海岸沿いの移住モデル地区も設置されており、かつては観光地として栄えていた地区を、住んでもらうための地区として再定義していくものだと考えられます。
このように地区を再定義していく際にも、この地区が持つ魅力と、この地区に移住したいと思うヒトはどのような人かを考え、セグメンテーションを行うことが重要になってくるでしょう。

地域を再定義する上でもう一つ重要なことは、「地域内で足並みを揃える」ということです。インターナルブランディングとも言われていますが、ブランドを作っている側が、正しくブランドのことを理解してブランドを毀損しないように行動するよう足並みをそろえること、を留意しなければなりません。

海岸部活性化によって有田市の一部を「ギリシャのエーゲ海」のような地域のイメージにしていくのであれば、地元の住民にもこのイメージを理解してもらうことで、地域一丸となったブランディングが可能となるでしょう。

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「内向き」を軽視すると地域ブランドは失敗します

インターナルブランディング 〜マーケティング研修の現場から〜


 

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。