地消地産とは・地産地消との違いとは 【地域活性化用語集】


地消地産
地域で消費する農作物を地域で生産すること。
似た言葉として「地産地消」があるが、「生産」を起点として生産したものを消費するという考え方ではなく、「消費」を起点として、地域で消費されるものを生産するという考え方の違いが根底にある。


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解説

通助では経済学での議論を踏まえた上で、地域活性化を以下の2要素から構成されているものであるとしています。

  1. お金を地域の外から稼ぐこと(移出力)
  2. お金を地域内で循環させ、地域外への流出を防ぐこと(循環力)

「循環力」を考えれば、地域が外部から獲得してきたお金を安易に放出せず、地域内で循環させることが非常に重要である、ということです。外部からお金を稼ぐことも重要ですが、この「循環力」も地域活性化の達成を考える上でまた重要な概念であると言えるでしょう。

その上で「地消地産」の話に戻ります。従来の「地産地消」という概念は、自分が作りたいものを作りたいだけ作った上で、「地産地消」を大義名分として地域に消費を呼びかける→結局地域で消費されない、という流れに陥りがちであったように感じます。結局のところ、「循環力」を高めるところまで至っていなかったということです。

「地消地産」という概念はそれに対して意義を申し立てるもので、「本当に地域においてニーズがあるものを生産しよう」、それによって循環力を高めていこう、という立場になります。

この考え方の根本にあるのは、「プロダクトアウト(商品ありき、商品からまず考え始める)」から「マーケットイン(需要ありき、需要からまず考え始める)」への転換が必要であるという考え方です。

「地消地産」・「地産地消」という問題だけにとどまらず、地域活性化を達成すべくなんらかの商品を作る取り組みを行う際にも、こういった部分を考え抜いていく必要があります。

より詳しく論じた記事はこちら!

地域活性化は競争だ


(「移出力」・「循環力」についてより詳しく論じています!)

「地方から発信!!」だけではいけない!!〜地域活性で見落としがちな大事な視点


(循環力強化に関する議論、忘れていませんか?こちらの記事で詳しく論じてますよ!)

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