漫画で地域に人を集められるか 「銀の匙」の連載再開が決定

北海道の農業高校を舞台に繰り広げられる青春ストーリーを題材にした漫画、「銀の匙」が半年の休載を得て連載再開することが明らかになりました。

銀の匙:サンデーで半年ぶり連載再開 1話前の116話「サンデーうぇぶり」で配信

http://mantan-web.jp/2016/08/24/20160823dog00m200033000c.html

帯広農業高等学校がモデルにされており、青春ストーリーの中にも農業の厳しさを垣間見ることができます。アニメ化・映画化まで至り、帯広のロケツアー等の企画にJTBが投資したこと等も一時期取り上げられていました。

JTBBWT、マンガ「銀の匙」実写映画に出資、着地型ロケツアー造成
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=60760

こういったことは、地域の注目を引くきっかけになりますが、アニメによる地域活性化でよく議論されている「人が来るだけで終わってしまい、地域への経済効果は得られない」という残念な結果になりがちです。

今回の連載再開に伴い、再び帯広の地域活性化活動が活発化してくると思われます。
今後は、作品中に出てくるものを地域限定商品として販売する等し、地域にお金を落とす工夫をしていく必要があると思います。

「地方から発信!!」だけではいけない!!〜地域活性で見落としがちな大事な視点

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「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。