「動画コンテスト」による地域活性化、どのように設計すべきか? 神戸市の事例

「たくさんの人に“ながたのええとこ”を知ってもらう」ということを目的にした動画コンテストが神戸市長田区で開催されています。このような動画コンテストを利用して、地域活性化(=地域への収入を向上させること)を達成するためには、どのような工夫が必要であると考えられるのでしょうか?

「第2回 ええやんながた 動画コンテスト」作品募集!(神戸市)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2016/08/20160830250901.html

このような動画・写真コンテストによる地域活性化を志す取り組みは、世の中で多々行われています。地域活性化において、どのような効果が期待されるのでしょうか?

ひとつは、製作者が動画を作ることによって地域への愛着をより強めたり、より地域を理解することにつながったり、ということが起こりうるでしょう。動画を作りたいと思うほどのコアユーザーの愛着をさらに強めることにつながることは間違いありません。

その一方で、「完成した動画をメディアとして利用して、PR戦略に使っていく」ということによって、地域活性化に成功している事例は必ずしも潤沢であるということはできないように思います。

バズ狙いの前にやるべきこと〜自治体の移住・観光PR動画で意識したいこと3点〜


リーチを大きくすることだけを考えれば、それによって得られるコンバージョン率が低いものになってしまいますし、あまりにマニアックなネタだけにしてしまっても、上で書いたようなコアユーザーの愛着をさらに強めることにしか繋がらないでしょう。

どのような人に地域を知ってもらう(認知してもらう、あるいは愛着を持ってもらう)べきなのか、コアユーザーなのか、それとも全く知らない人なのか、ということを動画を選定する側の人びとはよく考えて、表彰する必要があると思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。