神戸市消防局は通信販売のフェリシモと防火・防災情報の発信に関する連携協定を締結し、5月19日にコラボ商品であるペットボトルホルダーの予約販売を開始しました。「人と人とが手を取り合って助け合う、災害に負けないまちをつくりたい」と企画したそうです。
神戸市消防局とフェリシモがコラボ商品 「災害に負けないまちつくりたい」(神戸経済新聞)
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地域活性を担うのは1.国や地方自治体、2.地域住民、3.地元企業の3者がいます。その中でも企業における地域活性化はまだまだ発展途上であるという風に感じています。公民連携のコラボ商品というところに新しさを感じました。
そこで 地元企業が出来る地域活性とは何かと考えた時に、主に2つあるのではないかと思いました。1つ目が経済を回す(お金を稼ぐ)という役割です。今回のこのコラボ商品の売り上げの一部は消防活動に必要な装備を購入する費用に充てられるそうです。国や自治体がお金を稼ぐということはしばしばネガティブに取られがちですが、良い政策を行うには資金が必要です。問題なのは稼ぐことではなく、稼いだお金がいかに有効的に使われていないということなのです。2つ目は公と住民の架け橋(関係性を作る)という役割です。地域活性のゴールとして地域内でお金を循環させ流出を防ぐという点からも、良い関係性を生むことは必要不可欠なのです。今回の商品は消防隊員の活動の一端を知ることができるため、身近に感じられるという良い効果もあります。また話題性があり発信していくことで、良い取り組みであれば、地域のブランドイメージ向上につながり、移住者増なども見込めるかもしれません。
魅力ある街にするために、他にも地元企業がどのように地元地域を盛り上げていくことができるのか考えていく必要があります。通助が考える地域活性の2つの側面はこちらをご覧ください。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。