首都圏の大学生に山形で暮らす魅力を伝え、本県への就職を選択してもらう目的で、県は30日、神奈川大、専修大と相次いで「学生UIターン就職促進に関する協定」を締結しました。同種協定は昨年の東海大に続き、2、3例目となり、協定に基づき県、大学の双方は就職説明会や本県企業へのインターンシップなどの各種情報を連携して学生に発信します。
UIターン就職、県が2大学と協定 神奈川、専修の学生に発信(山形新聞)
http://yamagata-np.jp/news/201605/31/kj_2016053100694.php
地方では人口流出が止まりません。その中でも顕著なのが18~22歳の若者です。それは地方には大学が少なく、または適切なレベル感の大学がなく、どうしても都市部に流出してしまうからです。大学があまりないという事実は変えられないため、出て行った若者をいかに戻ってきてもらうかがポイントとなります。それゆえ大学と連携してUIターンを促す施策は良い取り組みであると思います。
就活中の身としては、地方出身の友人らを見ていると、肌感覚として実はゆくゆくは地元に帰りたいという人は多いです。しかし皆さん口を揃えて言うのは、魅力的な企業がないというものです。つまり人を呼ぶためのプロモーションを行うのも確かに大事ですが、まずはそもそもの地元企業をどのように盛り上げていくのか、またインターナルブランディングに力を注ぐことが最優先なのではないでしょうか。
UIターンを含めた移住に関しての記事はこちらをご覧ください。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。