国内と海外のニーズの違いとは 忍者募集に海外から殺到

愛知県の観光局が募集した6人の「忍者」職に、野心に燃える海外の数百人の忍者たちが殺到しました。200件以上の応募が集まり、そのうち85%が海外からだったそうです。

愛知県の「忍者募集」、海外から応募殺到(AFP通信)
http://www.afpbb.com/articles/-/3081579

今回は日本で人気のあるもの=海外で人気のあるもの、とは限らないということを顕著に表している事例だと言えます。今後訪日外国人観光客を取り入れたい観光地の方々は、訪日外国人観光客は何を求めているのかを考え、観光地ではその価値を適切に提供できるように考えていくべきです。外国人観光客のニーズ把握には外国語ガイドブックが大変参考になります(詳しくはこちら

つまり国内向けの観光客に向けたコンテンツと訪日外国人観光客に向けたコンテンツは必ずしも同じとは限らず、それぞれのターゲット(Who)を決めた後、自分たちの観光資源を使って何(What)を提供できるのか考える必要があります。

そして海外の人はどこのサイトを見てこの情報を知ったのかルートを明確にすべきです。どんなに良いコンテンツを提供できても知られなければ意味がないからです。きちんと明確にすれば今回の成功事例は今後の海外観光事業に影響を与える可能性があります。

海外と国内観光者のニーズのお話に関して、こちらも御覧ください。
日本人向けの商品だけで良いのでしょうか?~お土産とスーベニア~

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。