低カリウム野菜の価値をどのように顧客に伝えるか 栃木県 観光農園いわふね

栃木県岩舟町にある「観光農園いわふね」が、低カリウム野菜の栽培を試みています。その第一弾に位置付けられるフリルレタスの収穫が先日行われました。今後どのように価値付けをして販売していくか、注目すべきでしょう。

低カリウム野菜栽培、販路開拓狙う 栃木・観光農園いわふね(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20151019/2116136

こういった新しい機能を持った商品に対して、どのようなストーリーをつけて販売していくか、あるいは、どのような価値を持つものとして販売していくか、ということを考える上では特に、それが地域活性化に関係するものであろうと、企業の活動であろうと、やることは変わりません。

低カリウム野菜に関してですが、すでに大手企業の野菜工場でも生産されており、(一応)amazonなどのネットショップでも販売されているわけです。そんな中で、地元の病院などの次はどのようなところに販売していくのか、どのような価値をつけていくのか、ということができなければ利益を上げていくことは難しいと考えます。「地域活性に生活者の視点を!」という以前のブログ記事でも論じています通り、健康に良いものを作ったからといって、それが売れるとは限らないのです。健康に良い、といういい製品に対して、どのような価値付けを行っていくか、ということは地域活性化を考える上でも極めて重要なことです。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。