地方創生の目玉として落語小屋の誘致狙う 神戸市の事例

神戸市の新開地商店街の一角に、落語を毎日上演する落語小屋を誘致しようとする計画が進んでいます。国の緊急経済対策を建設費として活用する計画です。

「第2の繁昌亭」神戸・新開地に 事業計画の調査開始へ(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201509/0008428086.shtml

通助ではこれまで、商店街活性化に関しては、以下の2本の記事を執筆しています。
商店街に関わるなら知っておきたい、商店街活性化を考えるヒント
掛け算で考える

商店街活性化を考える上で、お金をかけて外から何かを持ってくる、それによって地域を活性化するという発想が非常に多いように感じています。そのような取り組みは多くの場合、商店街がその施設に行くためだけの通り道になってしまう、という結果を生んでいます。本来はそうではなく、どのように今あるお店を消費者にとって価値あるものにしていくか、と考えることの方が自分たちだけでできることであり、最も取り組むべきことなのではないかと思います。
前述の記事は、商店街がどのような価値を提供するべきか、という部分にフォーカスを当てて、「地域活性は競争であり、その競争に勝てるような取り組みを行う」観点を重要視した記事です。商店街の人たちに「こうなりたい!」というビジョンがなければ、商店街活性化も不可能です。

通助の運営会社である株式会社ホジョセンでは、このような通助の地域活性化の理論を利用した消費者参加型ワークショップ「CoCre」を神戸市で実施し、神戸の地域活性化について考えていきます。神戸市の商店街活性化などについてもおいおい考えていく予定です。
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「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。