ビッグデータで観光振興〜神戸市の事例

神戸市は博報堂と協力し、神戸市のオフィシャル観光サイトへのアクセス経路、Twitterでのつぶやき内容、スマホの位置情報等、「ビッグデータ」を分析して観光振興に役立てているようです。

ビッグデータで街を磨く 神戸市や京都市、観光振興など (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO87015180Q5A520C1LDA000/(有料会員限定記事)

やみくもに施策をうつのではなく、しっかりとした事実やデータにもとづいて政策が実行されていくことは、企業のみならず自治体にとっても非常に重要な心構えと言えるのではないかと思います。

ところで余談ですが、本来統計はビッグなデータがなくても有意な価値を見つけ出す事ができるという手法なので、あえて多大な追加コストを払ってビッグなデータを活用するメリット(たとえば標本では満足できないレベルの正確性)が、こういった大枠の観光振興政策を考える際に必要なのか、個人的には疑問が残るなあと感じました。ホジョセンも統計解析のお仕事をいただくことがありますが、インターネットで完結しないビジネスの場合、ビッグデータでなければならないケースはそんなに多くない、というのが実感です。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。