イベント旅行における楽しさの根幹にあるのは「一緒に行った人たちとの楽しい時間」であり、観光地という場所自体はその楽しさを増幅させてくれる1要素に過ぎない場合が多いのです。イベント旅行の参加者にリピーターとなってもらうには仲間と共に過ごす「時間」を楽しむプランから観光地という「場所」を楽しむプランへと
ケーススタディ
2012年、100周年を迎えたひらかたパーク。ひらかたパークとは大阪府枚方市にある遊園地で、1912年、前身の香里遊園地にて「第1回菊人形」を開催したことから始まりました。東京の花やしきについで、日本で2番目に古い遊園地となっています。かつて関西にはたくさんの遊園地が存在しましたが、今ではかなりの数が閉園を迎えてしまっています。そんな中でひらかたパークは遊園地来場者数ランキング全国5位と健闘中です。
大手メーカーが戦う市場とクラフトビールにおける市場は同じビール業界であっても異なっています。どのような戦略を持って参入していくかで大きく明暗が分かれていくことが想定されます。
東京を中心に展開されている各都道府県の特産品・加工品の販売やその地域の観光情報コーナーが設置されているアンテナショップ。地方自治体のアンテナショップの役割として
地域活性たからいち in 奈良 2013。地域の活性という観点で考えると福岡県がもっとも効果があったはずです。そのポイントを見ていきます。
淡路島を訪問する機会をいただいたので島内を周ってきたのですが、興味深いことに気付きました。島内どこのエリアであっても、「神戸ナンバー」の車ばかりが止まっているのです。徳島ナンバーは、神戸ナンバー 20 台に 1 台程度だったのではないかと思います。
大阪府枚方市の家具団地を視察する機会を得ました。ここは、20 もの家具専門店が軒を連ねる家具の街です。一部シャッターが閉じている店舗もありましたが、子連れの家族客を中心になかなか賑わっていました。家具団地の考え方は、まちおこしやシャッター街となっている商店街活性化にも応用できるものだといえるでしょう。
最近は多くの地域が特産品づくりに力を入れ、特産品のブランド化は脚光を浴びていますが、地域のイメージづくりという根本的なところが後回しにされていることが多々あるように思います。地域のイメージやテーマが明確でないと特産品に統一感がなく PR も非効率になってしまいます。
観光の目的は大きくわけて、買う、食べる、体験する、と分けられるのではないかと思います。倉敷は「体験する」に徹底的にフォーカスした非常にうまい観光戦略をとっているように感じました。