花摘み体験によってどのように地域活性化を実現させるか? 津市の事例

津市に今月オープンした農産物直売所「朝津味あさつみ」周辺において、ひまわりの花摘み体験が行われています。直売所では、今後も土日に合わせてこのイベントを開催していくようです。

ヒマワリいっぱい 津で花摘み体験(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20160723-OYTNT50254.html

このように何らかの「地域活性化」を志すことが行われているわけですが、そのことの目的は「地域の収入増」にどのように結びつけるのか、という部分において最も意識される必要があるでしょう。
(通助では、このように地域活性化を捉えています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。)

地域活性化は競争だ

この取り組みにおいても、行われる目的は「直売所の利益を増加させる」というところが一番の目的であるはずです。単に「花摘み体験に多くの人が訪れること」ではないことは意識されなければなりません。

「花摘み体験」の目的が、直売所の利益を増加させること、という部分にあることを意識すること、そして、「花摘み体験」を目的にして訪れた人に対して、どのように直売所での消費に結びつけるのか、ということを考え抜いていく必要があると思います。この事例においても、「花摘み体験」に参加した人の数を目的にするのではなく、直売所の利益がどれほど増加したかが目的におかれる必要があるでしょう。

こういった記事でも詳しくこのような考え方を紹介していますので、是非ともご覧ください。

掛け算で考える

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。