「ぐんま縁結びネットワーク」の取り組みでは、県地域婦人団体連合会の会員が「世話人」になり、若者に出会いの場を提供しています。2010年度から現在までに23組のカップルが結婚し、実績を残しているようです。このお見合い型の支援事業をPRするアニメ動画が、現在注目を集めています。
群馬県が婚活アニメ お見合い支援事業をPR
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16H04_Q6A720C1CR0000/
この動画をWho(誰に)What(何を)伝えようとしているのか
そのために、How(どのような)手段をとっているか、
という3点に留意してみてみましょう。
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WHO
群馬県に住む結婚したい若者
WHAT
群馬県に住めば、自分にふさわしい結婚相手が見つかる
HOW
アニメ動画、縁結び世話人の存在、パンフレット・広告等
3点を見ていくと、今回のアニメ動画の配信は、WHOの「若者」本人にアピールする手段だったといえます。若者が親しみやすい「アニメで」事業の説明を行い、若者が常に使用している「インターネットで」配信したことでターゲットへのリーチ数は伸びたと考えられます。
アニメ動画を配信してから、これまで少なかった若者本人からの問い合わせが増えたという効果も出ていることから、「ぐんま縁結びネットワーク」が行ったマーケティング戦略は見事に成功しているといえるでしょう。
ターゲットへのアプローチをする際、「誰に」「どんな風に」アピールするのかを考えていくことの重要性は、こちらのコラムでも紹介しております。ぜひご覧ください。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。