長野県で「県高校生プレゼンテーション大会」が開催され、高校生が地域活性化のアイディアを出し合いました。過疎地での旅行ツアーなどを企画提案した「study egg」が最優秀賞に選ばれました。
県高校生プレゼン大会 地域活性化アイデア(長野日報)
http://www.nagano-np.co.jp/articles/4795
最近、地域と教育機関が連携して地域活性化の取り組みを行う機会が増えています。
地域活性化における議論では、「よそ者、ばか者、切れ者」が地域のブランドを作る。といわれています。これは、地域活性化に向けた取り組みを地域内で完結してしまうのではなく、地域外の視点や目標に向けて突き進んでいく勢い、実行に至る道筋を作り上げる能力を持つ人が重要だという意味合いを持った言葉です。
このコラムでは、地域活性化の成功を考える上で、
- 地域の規則やしがらみに縛られないけれども、それを尊重できる人材
- 異なったライフステージにあることや異なった人生をおくってきたことによる視点、あるいは市場の視点を用いて、地域資源の価値を発見することができる人材
- 成功のために、明るく、自信をもってひたむきに努力していくことができる人材
が重要であると論じてきました。
今回取り上げたニュース記事でもそうですが、若者による取り組みは、アイデアを提案するという段階で終わっていまうケースが非常に多いです。
このようなアイデアが、地域にいる「よそ者、ばか者、切れ者」によって「実現」されることが、地域活性化成功のカギとなるのでは無いかと思います。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。