37カ国から集まり、日本で日本語を勉強している若手外交官に対して、日本酒造りに関する講習会が行われました。会では、5種類の日本酒の試飲も行われたようです。
日本酒造り 37カ国の外交官ら学ぶ 神戸の蔵元など /兵庫(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160201/ddl/k28/040/280000c
日本酒が海外で人気を集めているのは周知の事実でしょう。このようなイベントを行う際には、外交官への認知の機会を通して、どのように海外における日本酒の消費量を増加させることにつなげていくか、という部分を深く考えていく必要があります。単に体験の機会が与えられるだけでは、消費量が増える、ということに結びつきにくいからです。
日本酒業界全体の課題として、「リピートの障壁(一回美味しさを知った人がリピーターにならない)」をどのように超えるかということが挙げられると思います。通助を運営する株式会社ホジョセンとしては、この問題に対して「美味しさをウリにしていくのではなく、シチュエーションと日本酒を結びつけていくことが重要ではないか」と主張しています。この問題の答えをさらに考えていく必要があるでしょう。
通助「行ってきました」コーナーでは、神戸の酒造メーカーの取り組みからマーケティングを学ぶ、ということを行っています。こちらもご覧ください。
神戸の地酒「福寿」、ライバルはワイン(株式会社神戸酒心館)
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。