三島村は、島の地場産業である和牛の肥育を行いながら島暮らしが体験できるボランティア観光ツアーの実施を決定しました。2016年3月から10泊11日の日程で行われる予定です。
前代未聞!? 離島で高級和牛を育てるボランティア旅行を「黒島」で開催します!(ValuePress)
https://www.value-press.com/pressrelease/154283
今年の6月頃に、「移住すると牛一頭」の事例で三島村は大きな話題になりました。通助の「旅行代金半額補助の事例」、あるいは「北海道深川市の事例」などの事例紹介で詳しく述べているとおり、インセンティブ目当てで来てくれる人は、その土地の魅力を理解していないという点、そして、来年以降それを継続しないと割高感が出てしまう、という部分において大きな問題があると考えます。そんな中で三島村でも、この記事で紹介している事例のように地道に地域の魅力を発信していこうという取り組みが行われていることを知り、安心しました。
この事例では「遠いこと」「離島であること」を生かして、「素人でも畜産に関われる」、そのことで「人と違った自分になれる」というように魅力を発信することができていると思います。このように、「遠いこと・効率が悪いこと」を「顧客にとっての価値」として転換しつつ提供することが、成熟社会においては大事なことになるのではないかと思います。こういった事例を参考にしていく必要があるでしょう。
*
通助では、来年も「顧客にとっての価値の増進」を目的にニュースなどで、成功事例の紹介を行っていきたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。