観光庁が大学と連携 理論に基づいた旅館経営を目指す

観光庁が小樽商科大学と連帯して、「経営人材育成講座」を行っています。経験・勘・度胸に頼らず、理論を用いて経営を行えるようになるために、来年3月まで9回にわたって講義が行われるようです。

育て 次代の旅館経営者 観光庁、樽商大と初の講座(北海道新聞)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0187842.html

旅館やホテルなどの宿泊業の経営において、マーケティング・ブランディングの視点が重要であることは、地域活性化と称される取り組みにおいて、マーケティングの視点が必須であると必ずしも理解されていない今日において、例外的なことであると思っています。

通助では過去に、「モノ売りからコト売りへ ~長期顧客を獲得したければ、感情的インセンティブを刺激すべし。」という記事で、「コト」売りに主眼を置いた宿泊施設の事例を紹介しています。観光こそこのような「コト売り」の考え方が重要な業界だと思います。そういったことを学んで、その地域の魅力をも向上させうるような宿泊施設の経営を各地域で実行していってほしいものです。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。