高校生が「白いカステラ」開発 岩内町の事例

岩内高校の生徒たちが地元の牛乳・海洋深層水を利用した「白いカステラ」の商品開発を行いました。札幌市で行われる北海道高校商業教育フェアでお披露目された模様です。

「白いカステラ」自信あり 岩内高生が考案(北海道新聞)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0181070.html

通助ではこのような、高校生による商品開発ニュースを何度か取り上げてきています。そんな中では、高校生たちが斬新な視点で考えて、生み出したものを、周りの大人がどのように価値付けしてあげるか、ということが重要であると強く感じています。高校生が考えた、ということで価値を向上させることは可能ですが、「高校生が作った」という物珍しさがその価値の大部分を占めるため、長続きするものではないでしょう。せっかく地元産の産品を利用しており、地域に残す効果も大きいのですから、貪欲に利益を追求していくような視点も重要なのではないかと思います。

文中で説明した、地元産の産品を利用する(=域内で生産した価値の割合を上げる)ことの重要性についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
3つのポイントで解体! 経産省「地域ストーリー作り研究会」報告書

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。