ジオパーク認定 地域活性化につながるか 栗原市の事例

栗原市が推進していた、「栗駒山麓ジオパーク構想」が日本ジオパーク認定委員会によって、日本ジオパークに認定されました。

<ジオパーク>地域活性化へ期待膨らむ(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150905_11010.html

地域における観光を考える際にも、差別化戦略、すなわち周囲の観光地と明確に異なる価値を持っているということを観光客に認知してもらい、それによって観光客を集める戦略が重要です。日本ジオパークネットワークによると、現在日本にあるジオパークは39箇所で、そのうち7箇所は世界ジオパークに認定されています。東北だけを見ても、すでに「男鹿半島・大潟、ゆざわ、八峰白神、三陸」という4つのジオパークがあることを考えると、栗駒山麓ジオパークのこれらとの差別化は結構困難なのではないかとも思います。認定を受けたことで議論を終わらせるのではなく、どのように周囲のジオパークと差別化するのか、あるいはどのような経験ストーリーで栗原市の観光資源と結びつけるのか、ということが非常に重要になるかな、と思いました。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。