定住促進PRに人気フィギュアスケート選手を起用 高槻市の事例

高槻市が、市内への定住促進を行うPR部長に織田信成さんを起用しました。織田信成さんは、月1回程度ラジオに出演するなどして市への定住のPRを行っていく方針です。

高槻市、PR部長に織田信成さん 定住促進へ躍起(産経新聞)
http://www.sankei.com/region/news/150906/rgn1509060054-n1.html

弊社の無料レポート「地域ブランドの育成における課題〜企業におけるブランディングとの比較から〜」でも述べている通り、顧客にとっての価値を上昇させるための方法は、値段を下げるか、あるいは品質を上げるか、という2通りのどちらかしかあり得ません(これは、Value(価値) = Quality(ブランド力) / Price(値段)という計算式で表されます)。このような観点からは、高槻市は今まで助成金によって移住を促進する(値段を下げる)ことによる定住促進をおこなってきたのですが、今後のために品質を上げる取り組みに出た、と説明できます。レポート内でも述べている通り、値段を下げることで価値を上げる手法をとると、消費者が下がった値段に慣れてしまえば、その価値は再び下がります。つまり値下げによる価値の向上は長期的な効果はないのです。長期的な効果を得るためには、ブランド力の向上が非常に重要になります。

この「Value(価値) = Quality(ブランド力) / Price(値段)」という考え方は、非常にわかりやすく、応用の幅が広い計算式です。それを詳しく説明した、弊社の無料レポート「地域ブランドの育成における課題〜企業におけるブランディングとの比較から〜」も是非ともご覧ください。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。