企業や公私の団体が「公衆」の理解、共感、協力をかちえ、これを恒久的に維持、発展させるために組織的に行う活動。地域活性化の文脈においても、自治体への観光促進や移住促進を目的としたPRが、テレビCM、電車内広告、動画サイトへの投稿、Web広告などの形で日常的に行われています。
地域活性化用語集
地域活性化をマーケティングの視点から考える上での基本的な概念や、ホットなキーワードについて定義と解説を行っています。
一般的な値段より安く販売することによって、顧客にとっての価値を高めようとする手法。地域活性化の文脈では、移住に対して金銭的なインセンティブを付ける行為や、半額旅行券、プレミアム商品券などが廉売の一例といえるでしょう。
製作者自身にとって「これは価値がある」というものではなく、ある一定のニーズをもった集団にとって、ある程度以上のお金を払ってでも、その場所に行きたい・そのものを買いたいと思わせるだけの魅力のこと。
その地域ブランドのあるべき姿のこと。地域ブランド構築を目指す上では、まず地域ブランドのストーリーを明確にする必要があります。その上で、それと顧客との間のイメージのギャップを解消していく作業が「ブランディング」と称される取り組みになります。
「各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生すること(まち・ひと・しごと創生本部より)」という定義に沿って行われる一連の活動。狭義としては、地域の収入増を達成するべく人口を減らさない、人口を増やしていく、ということを目的にした行動を指します。
ある地域と別の地域における同様のものに対して、他の地域のものとは異なる!という感覚を生み出させる、地域・地域産品の有する有形・無形の資産のこと。地域のイメージを構成する要素の一部にもなっています。
「Value(顧客にとっての価値)」の構成要素をあらわした公式。価値はEquity(ブランドの持つ有形・無形の資産、ブランド力とも)と、Price(値段)というふたつの要素から成立しており、価値を高めるためには、ブランド力を上げるか、値段を下げるか、どちらかしか手段しか無いこと、そして長期的に価値を向上させるためには、ブランド力を上げるしかないことをあらわしています。
地域活性化に関連するテーマを題材として書かれたニュースのこと。地域活性化の事例を学ぶ上で非常に参考になるが、本当に成功事例といえるのかを見定めること、誰に何をどのように伝えるための施策なのかを考えること、安易な模倣を考えないことが重要になります。
観光によって、地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)を達成しようとする取り組み。お金の流通量を増やすことに主眼を置いている。