- 地域活性化マーケティング
- 「誰に」「何を」「どのように伝えるか」について考え抜くことで、顧客にとっての地域の価値を持続的に向上させる取り組みのこと。
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解説
通助は、マーケティング分野における知見を重要視しています。地域活性化マーケティングに関するこの定義は、3つのポイントから構成されています。
- マーケティングとは、「顧客にとっての価値を持続的に向上させるための取り組み」を指します。
- 「誰に」「何を」「どのように伝えるか」というフレームを重要視します。
優れたビジネスモデルは、「対象は誰か(誰に)」、「彼らにどのような感覚を抱いて欲しいのか(何を)」、「上2点を踏まえて、彼らにこのようなことをどのように伝えるのか(=手段としての「どのように」)」ということを明確に示せます。
地域活性化の取り組みも、地域にある資源を「誰に」「何を」「どのように伝える」ことによって、顧客にとっての価値を向上させるか、ということを考え抜いていく必要があります。
- 地域活性化を考える上で、活性化させることを考える対象は「地域」です
当たり前のことですが地域活性化を考える上では、対象は「地域」にしかなり得ません。
ただし、その「地域」が指す範囲は、一店舗周辺の空間から、小字・駅前レベル、そして国家レベルまで多様に捉えることができます。
「地域」はどこまでも大きく捉えることができるのですが、実際には小さく区切る方が、ステイクホルダーの意思決定などの面で、比較的容易であると考えられます。
自分たちにとっての価値を上げることを考えるのではなく、「顧客にとっての価値」を向上させることを考え抜く必要があるのです。また、一時的なものではなく、持続的に顧客にとっての価値が向上しなくてはなりません。
一時的な流行に乗ることや、廉売によって一時的に価値を上げるという手段をとっても、それにより顧客にとっての価値を持続的に向上することにはつながりません。持続的に価値を向上させるために、地域活性化にもマーケティングの視点が重要です。
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(地域のブランディングもまた、地域活性化を考えるための一手段です。)
(本ブログ「通助」が考える地域活性化を最も端的に表した記事です!)
関連用語
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