「スタバはないが砂場はある」すなば珈琲のブランド差別化

鳥取県のすなば珈琲と大山乳業が共同開発したコーヒー牛乳「すなば珈琲」が、中四国のセブンイレブンで発売され始めました。

「すなば珈琲」、中四国のセブンで販売 大山乳業と商品化 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03339270X00C16A6LC0000/

鳥取県といえば、人気コーヒーチェーン店のスターバックスが全国展開を達成する去年まで、46都道府県の中で唯一スターバックスがない県として、有名でした。「鳥取県にスタバがない」といういじりに対して、鳥取県民の捉え方は様々だったと思います。

すなば珈琲は、様々な捉え方がされるこのセンシティヴな地域の特徴を逆手に取り、住民に愛着を持たれ、話題性を呼ぶ店名を設定した点が非常にうまいなと思います。また、新しく商品開発を行う際も、地域の大山乳業と組んでおり、今後も地域に定着させた展開をしていくものだと考えられます。

今回のようなブランドの差別化は、様々な分野で行われています。
以下のケーススタディでは、ひらかたパークにおけるブランドの差別化の事例を取り上げていますので、ご覧ください。

ひらかたパークに学ぶ、ソフト面の差別化戦略

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。