「森林ミクス」始動、森林資源を生かした地域活性化を検討 山形県の事例

山形県は、森林資源を経済成長に結びつけることを目的として、「森林(もり)ノミクス」事業を開始しました。消費量の増加、単価の増加という両側面から、地域経済の成長を目論んでいるようです。

森林ノミクス/木材産業で地域の活性化を(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/editorial/20160509_01.html

森林資源の伐採・販売による地域活性化を最もシンプルに考えると、「森林資源の消費量×一単位あたりの単価」という計算式で表すことができます。この両方を増やすこと考えなくてはならないでしょう。

例えば、公共施設を作る際に森林資源を利用するという消費量増は、一時的な使用量の増加にはつながりますが、必ずしも長期的な消費量増にはつながりません(同様に、ギネス登録による観光効果も必ずしも長期的なものとはいえないと思います)。「長期的な」消費量増に向けた取り組みが求められます。

単価増という面から見ると、「西山杉」のブランド化が検討されている部分に注目すべきでしょう。ブランドにはストーリーが必要で、「そのブランドが利用者の間で、どのように認知されたいのか」、そして「現状はどうなのか」を認識するところから始まります。学術的で営利企業が利用しているようなブランディングの知見を生かしていく必要があるでしょう。(こちらの記事で、ブランディングについては以前説明いたしました→地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。