北海道新幹線が開業しました。18年までは毎年約48億円の赤字が予定されているなど、極めて難しい環境ではあります。識者は、東北との連帯を上手に行っていくことに活路を見出すべきであると主張しています。
北海道新幹線、開業を地域活性化に生かせ(View point)
http://vpoint.jp/bus/62540.html
北海道新幹線が開通しましたが、私もこれから大変なのではないかと思います。新幹線が開通することで「短期間でいけるところが増えた」ということは、「観光客数の増加」という観点から見ると、非常に喜ばしいことなのですが、「顧客単価の減少」という観点から見れば、地域にもたらされる観光収入があまり増加しない、ということも考えられます。
特に、観光客から「東北・北海道南部旅行」と纏められてしまうと、東北や函館などにおいて宿泊地になることを巡って競争が発生することは想像に難くありません。顧客が泊まれる場所に限界があり、払える資金に限界がある以上、それは必然的なことのように思います。
そういった厳しい環境の中で、どのように宿泊地として選ばれていくか、ということを考える上では、マーケティングやブランディングの議論が非常に重要になってきます。地域活性化は一部分に、競争という観点を持つことを十分に把握し、競争戦略も考えた上で、地域の活性化を考えていく必要があるでしょう。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。