マイナーな観光施設に目が向けられる風潮 近年の外国人観光客

長野県の「地獄谷野猿公苑」、「道祖神祭り」といった比較的マイナーな観光スポットが外国人観光客の間で人気を博しています。記事内では、「ごく普通の日本を見たい」という欲求が外国人観光客の間で高まっていることを受け、この傾向はしばらく続きそうだと論じています。

「爆買い」の次は“穴場”観光? 地域の祭りや温泉猿に外国人が殺到(The PAGE)
http://thepage.jp/detail/20160214-00000002-wordleafv

長野県の事例は非常に興味深い事例として拝見しました。今まで訪日外国人観光客は、東京ー大阪間のゴールデンルートに集中していましたが、こういった現象を踏まえると「外国人観光客にとっての価値」さえ上手に発信できれば、やや外れたところにある観光地でも外国人観光客の誘致をすることができるということができると思います。

では、外国人観光客にとっての「価値」とは何なのか?ということですが、ひとくくりに「外国人」と考えることはできません。日本に何を求めているのか、ということを、「その国の歴史、文化や自然」を踏まえた上で、理解しなくてはならないと思います。外国人観光客が日頃どのような場所に住んでいるのか、想像を膨らませて、その中でターゲティングを明確に行っていく必要があるでしょう。外国人観光客のニーズを知るためには、観光ガイドブックなどを読んでいくのが丁度良いと思われます。「外国人観光客のニーズ把握には外国語ガイドブックが参考になります」という記事でこれについて詳しく取り上げておりますので、こちらもご覧ください。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。