まちづくりプロ養成所、札幌で開講!

JR札幌駅周辺の民間事業者や札幌市などが出資する札幌駅前通まちづくりは、約1年間かけてまちづくりやイベントのプロを養成するコースを設立します。道内各地にある優れた観光資源などを素材に、複数分野にまたがる企画を立案・運営するノウハウを教えるとのことです。道内外の第一線で活躍する専門家、大学教授らを講師に招き、全35回のコースを提供、入学金・授業料を合わせて約17万円となっています。

まちづくりのプロ養成 札幌で講座、全道から募集(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO97114000Z00C16A2L41000/

 地域活性に携わる人で専門知識がないケースが多いという問題点があります。試行錯誤とりあえずやってみるということは確かに大事ですが、成功談や失敗談がぐちゃぐちゃになりやすく、経験値としての吸収率が全然違います。つまり知識として事前に体系化して学んで、指標として頭の中に形成しておくことが欠かせないのです。地域活性に携わる方たちは、どんどん積極的に学びの場に参加することをお勧めします。

 今度は費用対効果の面から考えてみます。果たして1年間17万円という支出は割に合うのでしょうか。Youtuber(Youtubeで投稿する人)養成スクールなど人が集まると判断された領域にはたくさんのセミナーが存在するため要注意です。体系化して知識を学びたい(インプットを行う)のであれば本1冊で事足りるわけです。しかし第一線で活躍する専門家の生の声が聞ける点や、アウトプットの場としての企画立案ができる点など、本だけでは勉強できないことも学べることを考慮して、参加すべきか結論を下すと良いでしょう。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。