地方部にどのように人を集めるか 津市で女性4人が議論

津市近郊で農業などの一次産業の地域資源化に取り組むビジネスパーソンが交流を深める「いなかビジネス実践者大会」が開催されました。パネル討論では、地域資源化を進める女性4人によって、「女子力がつなぐ都市と農山漁村」というパネル討論が行われました。

「いなか」にどう集客(読売新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160212/k00/00m/040/050000c

地方部にどのように人(交流人口・定住人口)を集めるか、ということが近年非常に重要な課題になっていることは周知の事実でしょう。そんな中で、この事例と同様、全国的に様々な取り組みが行われています。

本パネルディスカッションの総括として、コメンテーターは「地域資源を知ることの重要性」、そして「消費者目線での集客」ということの重要性を指摘しています。これは良く言われていることですが本当にその通りで、「顧客にとって価値があるものに注目すること」、そして、「それを顧客に価値を気づいてもらえるように発信すること」ということは極めて重要です。

その上で一番重要なのが、「誰を対象とするのか」ということです。ここが曖昧になったり、漠然としすぎていたり、大きな層を狙いすぎていたり、年齢・性別だけで簡単にセグメンテーションしていたり、といったことで地域活性化政策にミスが生じる場面がしばしば見受けられます。全ての地域活性化政策を考える上で、まずこの「誰に」という部分に注目してみることが重要ではないかと思います。

セグメンテーションに関する考え方として、通助の運営会社である株式会社ホジョセンでは、次のような考え方を持っています。こちらも併せてご覧ください。
決定木 vs 因子クラスター〜セグメンテーションのお話(1)

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。