ゲームとのコラボレーションで地域活性化を目指す試み 全国で盛んに

岩手県・山梨県甲府市・佐賀県呼子町などで、人気ゲームとコラボレーションすることで、地域に訪れる若者を増やそうとする取り組みが活発になっています。

ゲーム連動「足運んで」 本県など地方自治体誘客狙う(岩手日報)
https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20151208_4

ゲームとのコラボレーションで地域活性化を目指そうとする取り組みが盛んに行われていますが、もし、ゲームを通して、その土地の魅力をしっかりと理解してもらえるような導線を用いないのであれば、それほど大きな効果を呼ぶものではないと思っています。

これは、イベントの成功=地域活性化の実現ではありませんの記事でより詳しく述べていますが、アニメやゲームは、あくまで“地域を訪れる為の導線”に過ぎず、“地域を好きになる為の導線”ではないという落とし穴があるからです。その土地でアニメ関連グッズが売れたとしても、地域が得られる収入は微々たるものでしょう。もしアニメやゲームを地域活性化に利用しようと考えるのであれば、観光客の消費のうち、「域内調達率」(説明はこちら)をどれだけ高められるか、ということを本気で考える必要があると思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。