だんじり祭りを市民が実況、観光客や地域住民に対して発信 岸和田市の事例

9月19日・20日に行われる「岸和田だんじり祭り」を観光客や地元住民にさらに楽しんでもらうために、コミュニティFM放送局「ラヂオきしわだ」が市民ボランティアを募り、祭りの実況を行うことを決定しました。

だんじり熱 市民実況…19、20日(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150914-OYTNT50331.html

岸和田市のブランドイメージとして誰しもが「だんじり」を思い起こすと思いますが、このように岸和田のイメージは非常に独特なものがあると考えています。そのブランドイメージが、必ずしも住宅的価値などには良い影響を与えている、とはいえないところもあります。しかし、観光資源として考えた際には、多くの人が「祭りを一度見てみたい」と思うように、オンリーワンな魅力があるものだと考えています。
そのような消費者側の「熱狂的な」ブランドイメージを強化するこの取り組みは、もし岸和田がこのようなブランドイメージであることを望ましいと考えるのであれば、イメージを強化する手法として面白い取り組みでしょう。岸和田が持つような突き抜けた面白さを育てることについて本気で考えることは、近年の消費社会において選ばれるための重要な要素のひとつだと思います。

通助のいう地域ブランド、そしてブランディングがどのようなことを指すかについて、詳細に記述した記事があります。こちらもどうぞご覧ください。
地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。