木材でありながらも耐火性・耐震性に優れるCLT建材。林業が盛んだった自治体において、自治体内の木材の消費を増やそうと、CLT利用のビル建設が盛んに行われています。
「木造」ビルで林業再生、国・自治体も後押し(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB31H04_R30C15A8MM0000/
CLT利用のビルが増えることによる、林業活性化の可能性を取り上げる一方で、コストなどの懸念点も取り上げており、近年よく話題になるCLT建材について深く学べる良い記事です。現段階では、自治体が税金を使ってコストを下げており、それによって競争力が高められているにすぎません。CLTで作られた建物の価値を発信し、「木製っていいなあ」と感じてもらうことで、消費者における価値を向上させる、つまり高い値段でもCLTで作られた建物が良い、と消費者に思わせれるようなブランド力向上の取り組みが行われる必要があると感じました。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。