ハモ料理の新メニュー開発を実施 海南市の事例

「鱧の街・菓子の街海南プロジェクト実行委員会」が海南市産のハモ料理の試食会を行いました。ハモを利用したたこ焼きやバーガーの試食が行われたようです。

ハモ料理の試食会 地域活性プロジェクト(わかやま新報)
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2015/08/20150810_53322.html

委員会の委員長は、「ハモの高級なイメージを変え、市民が気軽に手を伸ばせる商品を考えたい」と述べたそうです。ハモの消費量を増やすための試みであると考えますが、ハモのイメージを、市民が気軽に手を伸ばせる、というように変更することは、「ハモ=高級」というブランドのイメージを壊しかねない、ということには留意すべきだと思います。ご当地グルメは目的か手段かで触れています通り、食は地域活性化を考える上で、あくまでも目的ではなくて、手段であるべきでしょう。「ハモが食べられる高級な土地」という海南市のイメージを捨ててまでハモの消費量を増やすべきかは、議論の余地があると思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。