人気アーティストとコラボしたガイドブックが人気 広島県

広島県の作成した、究極のガイドブック「カンパイ!広島県」が人気を博しています。人気アーティスト奥田民生氏を表紙に起用したことも一因のようです。

奥田民生氏が表紙の究極のガイドブック「カンパイ!広島県」WEB受付開始後45分で3,000部が品切れ(PRtimes)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000013653.html

広島県「カンパイ!広島県」の目的は、本質的な広島県に関する情報を知ってもらい広島県に訪れてもらうことでしょう。そのための手法として今回人気アーティストとコラボレーションすることで、配布するリーチを大きく広げたのであって、リーチが広いこと自体を評価すべきではないのではないか、と思います。この政策の評価は、これをアーティスト目当てで読んだ人が、「広島に行きたい!」と思えるような内容になっているか、どれくらいの人が、これをきっかけにして広島に訪れるか、ということに今後注目していくべきでしょう。

手段と目的の混同の例として、地域活性のために行われるイベントも往々にして挙げられます。こちらの記事もご覧ください。
イベントの成功=地域活性の実現ではありません

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。