「ぎふ長良川鵜飼」の活性化を目的として、デザインを専攻する高校生・専門学校生が、鵜飼の新装束を作成するということが発表されました。
1300年の伝統を誇る無形民俗文化財の新デザインに学生が挑む!(PR Times)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000011137.html
面白い取り組みで、若いデザイナーの作品を見ることができるのがとても楽しみなのですが、「鵜飼の活性化」という言葉が曖昧に使われているのが少し気がかりです。つまり、「活性化した後の姿」がどのようなことを指すのか、例えば、観光客が大量に訪れるようになるのが活性化なのか、あるいは、鵜飼を目指す人が増えるのが活性化なのか、といったことが必ずしも明確ではありません。そこを詰めて、明確になった目的に向けたデザインの作成が行われるべきなのではないか、とも思いました。
「地域活性化」という言葉の持つ曖昧さが危険である、という話はこちらの記事で詳しく行っています。こちらもご覧ください。
商店街に関わるなら知っておきたい、商店街活性化を考えるヒント
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。