市民をターゲットに!「人口が増える街」に見えた共通点とは?

今後「人口が増える街」として、市区町村の人口関連のデータを集計・分析した「人口総合ランキング」が発表されています。

「人口が増える町」首位は意外にも宮城県のあの町
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02700800U6A520C1000000/?df=2

トップ10にランクインしている自治体の傾向として、大都市圏のベッドタウンであることと、交通や買い物の便が良いことが挙げられます。もう一歩踏み込んだ見方をすると、1位〜5位にランクインしている自治体の特徴として、ターゲット層に対して適切な価値を提供していることが挙げられます。

以下では、1位と3位の自治体の実態を分析したいと思います。

1位 宮城県富屋町・・・仙台市の北部に隣接するベッドタウン。
富屋町にはファミリー層が多く住んでいます。
このため、日々の生活に必須であるスーパーマーケットや大型施設が充実している他、キャンプ場や森林公園等、休日に家族で訪れることができるレジャー施設も充実しています。
2016年4月から「コストコ」が進出しており、市民の生活を支える新たな場所となっているようです。

3位 愛知県長久手市・・・名古屋市のベッドタウン
市内に大学が4つある学園都市であるため、若者が多く住んでいます。
また、30~40代が突出した人口比となっているようです。
「愛・地球博」の会場を上手く活用した、スケートリンクや温水プールを備える公園が主なレジャー施設となっています。
若者や若いファミリー層が住みやすい環境を提供しているといえるでしょう。

今後、人口を獲得しいていくために自治体は、市民をターゲットとして捉え、彼らに適切な価値を提供することが重要だと思われます。

移住政策を考える上では、こちらのケーススタディも参考になります。
ご覧ください。

移住政策を考える人のための「移住・交流情報ガーデン」「全国移住ナビ」入門

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。