神戸市への訪日外国人観光客が100万人を突破

神戸市への訪日外国人観光客数が100万人を突破しました。人数の増加には、神戸ビーフや酒蔵などの人気といった神戸市内の施設における価値の向上部分も起因していますが、大阪における宿泊施設の不足など、神戸市以外の側面も必ずしも少なくないようです。

神戸の外国人観光客、初の100万人 台湾が最多(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201604/0008964015.shtml

通助を運営しております株式会社ホジョセンは神戸市の会社であるため、神戸市の観光の動向には注意を払っています。非常に喜ばしいことであると考えています。

その一方で、地域経済の振興を考える上では、「顧客単価」や「域内調達率」といった概念も極めて重要になっています。観光客の増加に一喜一憂せずに、今後どのように観光客一人当たりの単価や、その単価の中で地域で生産された価値の割合を高めていくか、という部分について真剣に考えていかなくてはなりません。

例えば神戸ビーフ。輸出を積極的に拡大していくのか、あるいは神戸に外国人観光客を引き寄せるひとつのツールとして利用していくのか、どちらの方が地域の収入ベースで見たときに利益になるのか、といったことはこれから考えていく必要があることのひとつでしょう。そういったことを今後も試行錯誤し続ける必要があるように思います。

外国人観光客のニーズを把握し、どのようにこれらの数値を改善していくか、ということに関しては、外国語ガイドブックを読んでいくことが参考になります。こちらの記事もご覧ください。
外国人観光客のニーズ把握には外国語ガイドブックが参考になります

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。