京都市の商店街において、商店街を盛り上げるために近隣の大学生が協力して、お化け屋敷を9月に開催しています。昨年は約3000人が訪れ、大好評のうちに終わりました。
京都三条会商店街、活性化へ今年もお化け屋敷 立命館大生ら参加(産経新聞)
http://www.sankei.com/region/news/150901/rgn1509010022-n1.html
舞台美術等の高い技術を持った大学生が商店街を手伝ってくれるということは、素晴らしいことだとは思うのですが、大学生は毎年来てくれるのか、彼らが手伝ってくれなくなったときにどうするのか、というところについても考えなくてはならない、と思います。
近隣の大学生が開催している、ということもあり、期間中は商店街に大学生やそれ以下の若い年代が集まることが予想されます。これをきっかけにして、若い人々に日常的に商店街を利用してもらうためにはどうするのか、そのために商店街全体でどのようなビジョンを掲げ、消費者の現状の認識とすり合わせていくのか(詳しくはこちらをご覧ください。地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?)、ということについて本気で考える必要があると強く思います。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。